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7日が調査票回収の初回期限となる国勢調査で、市制施行へ人口5万人以上を目指す野 々市町の調査員が苦戦している。今回から調査票の回収方法が変わって回収率低下が予測 される中、「プライバシーを守りたい」と拒む町民がいたり、オートロックのマンション で直接会えないケースもある。未回収世帯分は今月22日からの聞き取り調査で把握する が、同町は「調査票回収が原則。確実に人口5万人が達成できるよう協力を求めたい」と している。
県推計人口によると、野々市町の人口(9月1日現在)は5万1390人。県が前回2 005(平成17)年の国勢調査を基に異動などを計算して出した推計値で、軽く5万人 を突破している。しかし、市制移行は国勢調査で「5万人以上」が条件で、町側は今回の 調査を「最後の難関」と位置付けている。 国勢調査の人口は来年2月に県が速報値を発表する予定。町は5万人以上を確認し、町 議会と県議会の議決を経て同年11月にも市制を施行したい考えだ。 町によると、前回の国勢調査の人口は、調査直前の県推計人口を約1千人上回り、4万 7977人だった。今回の国勢調査の人口も県推計を1千人上回ると考えるとハードルは 高くない。 しかし、前回調査の調査票回収率は約90%で、4万7977人は未回収分を近隣住民 からの聞き取り調査で上積みした結果。今回は、調査票の郵送提出が可能になったことで 、全国的に回収率の低下が見込まれ、「野々市も例外ではない」(町担当者)との不安が あるという。 同町ではアパートやマンション暮らしの住民、学生ら接触しにくい人が多いこともあっ て町は「調査票回収分だけでの5万人突破は微妙」とみている。 3回目の調査員を務める藤力さん(75)=同町高橋町=は「アパートの部屋に表札が なく、住んでいるかどうか分からないこともある。一日に3、4回訪ねても会えないこと も多い」と話す。 町によると、ほかの調査員からは「夜に電気がついていても出てこない」「オートロッ クのマンションで中に入れない」「個人情報保護の意識からか、協力に応じてくれない」 などの相談があるという。 粟貴章町長は「調査票回収分だけで5万人を突破できるよう、皆さんに協力をお願いし たい」と呼び掛けている。 |
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