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リサイクル業者が引き取って売ることが多い中古家具を、新たな流通ルートで販売する店が登場している。 転居で不用になった家具を引っ越し業者が直接販売したり、マンションのモデルルーム用に貸し出された高級家具をレンタル業者が売り出したり。流通コストが抑えられ、消費者は、低価格で購入できるという。 相模原市に3年前にオープンした「クロネコリサイクルショップ」相模原店は、約400平方メートルの店内にソファ、タンス、ベッド、テーブルなど約800点の中古家具が並ぶ。一見、普通の家具店だが、実は引っ越しなどの運送サービスの営業所を兼ねている。 引っ越しで不用になった品を無償で引き取ったり、運送中に傷がついてしまった新品の商品を買い取ったりした後に販売している。新品なら数十万円はするという輸入物のソファが7万5000円、上部と脚に傷がついた新品のタンスは定価の6割の3万円の値がついていた。営業所を兼ねた店舗に運び、リサイクル業者などを介さずに売るのでコストが抑えられるという。 来店していた東京都町田市の70歳代の夫婦は、「安い割に掘り出し物が見つかる。先日も茶だんすを数千円で買った」。地元の男性客(74)も、「食器棚を1万円台で手に入れた。傷が少しあったが、モノが良ければ気にならない」。 運営会社のヤマトホームコンビニエンス(本社・東京)は、相模原店など全国13か所に店舗を開く。従来、引っ越しによる不用家具は、処分費を請求し、廃棄業者に渡していた。運送時に傷がついた家具も、買い取って廃棄。しかし、まだ使える品も多く、不況で中古家具の需要が高まった2~3年前から、直接販売する事業を本格化させたという。 東京都千代田区に昨年オープンした「エコショップ東京神田店」は、マンションのモデルルームで使用したブランド物のソファやコーヒーテーブルなどを、新品の定価の半額以下で売っている。 オフィス家具などのレンタルが本業のエイトレント(本社・大阪市)が、モデルルーム用に貸し出した家具で、以前は返却後にほとんどを廃棄していた。 店長の ◇
中古家具は、街なかの小規模なリサイクルショップで売られているイメージがあった。だが、最近はさまざまなルートで流通量が増え、インターネットでも簡単に購入できるようになった。 「他人が使ったものや、傷ものを買うことに消費者の抵抗感がなくなってきたことが、従来は捨てられていた家具を流通させ、新しい販売形態にもつながっている」と話すのは、節約アドバイザーの矢野きくのさんだ。 矢野さんも、モデルルーム用に使われた家具の販売サイトをよく利用するという。 ただ、中古家具は価格の相場がわかりにくく、返品がきかない場合も多い。矢野さんは、「元の値段がいくらだったのか、どのくらい年数がたっているのか、傷の有無や実際の使用に耐えられるのかなどを、店に聞いたり自分で確かめたりして選んでほしい」とアドバイスする。 PR |
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